2019 はこだて科学寺子屋＜集中講座＞
「「食」と「科学」をテーマに「自分たち」の未来を考えよう」
市民公開講座｜学生向け単位互換制度対象科目「科学技術コミュニケーション入門」2単位
科学技術と社会の関係を語るうえで「フレーミング」という問題を避けて通ることはできません。
科学技術を社会課題に紐づけて物事を考える際に，なんらかの「フレーミング」がなされます。各自の価値観や原体験が異なれば，自ずと「フレーミング」の中身も異なってきます。
科学寺子屋の根幹をなす「マイプロ」を用いた学びでは，科学的な知識や営みの性質を知ることによって，それぞれがもつ「フレーミング」の中身を再考し，鳥の目を持つ（リフレーミングする）ことをきっかけとして，自分自身への理解を深めて「自分ゴト」化し，一人一人の未来を描いてゆきます。
観光資源としての食の圧倒的なブランド力をもつ函館だからこそ，敢えて従来の物事の考え方を対象化しリフレーミングする，柔軟な科学的思考が求められているといえるのかもしれません。
道南ゆかりの外部ゲストの話題提供も参考にしながら，講座の参加者同士で対話をし，多様な視点を得ながら「私たちゴト」化の学びを深めていきましょう。
講座概要
| 日時と会場 |
2019年 8/31（土）11:00～20:00（10:30受付開始） 9/1（日）10:30～19:30（10:00受付開始） 9/2（月）10:30～19:30（10:00受付開始） |
|---|---|
| 対象 | 一般市民および学生 |
| 受講料 | 無料 要申込み |
| 定員 |
30名様 先着順 ※1日目，2日目のみの参加も歓迎いたします（単位履修の学生を除く）． ※2日目 9/1の公開講演会（13:00～16:00）のみの参加は申込不要 |
| 担当講師 |
須子善彦 （公立はこだて未来大学非常勤講師，ビジネス・ブレークスルー大学准教授） |
| ゲスト講師 |
村上健吾（村上牧場レプレラ） 宍戸慈（合同会社 番 代表） |
| 主催 | サイエンス・サポート函館／キャンパス・コンソーシアム函館 |
プログラム
8/31（土）11:00～20:00（10:30受付開始）
マイプロ体験会：マイプロジェクトを創ろう。
日常の学びや気づきを「自分ゴト」化し、より自分らしく生きることや、社会を良くすることに繋げる手法「マイプロジェクト（以下、マイプロ）(*)」を体験します。また、ゲストの方のマイプロを聴き、受講生のみなさんのマイプロに繋げてゆきます。
マイプロを通して、みなさん一人一人が「わたし」を主語として、「科学」や「街（はこだて）」「未来」との、自然な関係を描くことから始めてゆきます。受講生同士で楽しみながら、自分自身を知り、自分の未来を描いてみましょう。
第1講 授業ガイダンス／オープニング・ワークショップ（11:00-12:30）
第2講 オープニングレクチャー「マイプロジェクト（マイプロ）とは」（13:30-15:00）
第3講 チームビルディングとマイプロジェクト発表会（１）（15:10-16:40）
第4講 チームビルディングとマイプロジェクト発表会（２）（16:50-18:20）
第5講 レクチャー：「食」X「科学」に関する様々なトピック（18:30-20:00）
9/1（日）10:30～19:30（10:00受付開始）
対談講演会とリフレクション：「食」X「科学」と「わたし」を繋げよう
道南・道内で食から未来を創る実践者達による対談や、これまでの参加したイベント・活動などからの学び気づきのシェアを通し、一日目で考えたマイプロジェクトとの繋がりを考えます。
第6講 プロジェクト相談会：マイプロジェクトを深めよう（10:30-12:00）
第7講 対談講演会（１）：道南・道内で食から未来を創る実践者達による対談（１）（13:00-14:30）
第8講 対談講演会（２）：道南・道内で食から未来を創る実践者達による対談（２）（14:40-16:10）
第9講 対談講演会（３）：対談を受けたダイアログ（16:20-17:50）
第10講 マイプロジェクトのアイデア発表 授業の中間ふりかえり／わかちあい（18:00-19:30）
第7講および第8講を、公開講演会として公開致します。
9/1（日）13:00～16:10（12:30受付開始）
2019 はこだて科学寺子屋＜公開講演会＞
「食で未来を創る実践者とともに『わたし』達のこれからをイメージしよう」
受講料無料 申込不要（当日直接会場までお越しください）
定員50名，当日先着順
公開講演会後に行うリフレクションにもご参加いただけます（参加任意）
9/2（月）10:30～19:30（10:00受付開始）
自分ゴトから私たちゴトに昇華しよう
それぞれのマイプロジェクトを支え合うワークを通して、それぞれのマイプロジェクトを自分ゴトから私たちゴトに昇華し、社会へインパクトを考えます。
第11講 マイプロアクション・カフェ（１）：プロジェクトを私たちゴトにする（10:30-12:00）
第12講 マイプロアクション・カフェ（２）：プロジェクトを私たちゴトにする（13:00-14:30）
第13講 プロトタイピング・OST：私たちゴトプロジェクトの今後を考える（14:40-16:10）
第14講 最終プレゼンテーション（16:20-17:50）
第15講 授業のふりかえり／わかちあい（18:00-19:30）
ゲスト講師
宍戸慈（ししど ちか）
合同会社 番-TSUGAI- 代表，ラジオパーソナリティ
http://tsugai.net/
福島県出身。自分と家族をもっとも大切にする働き方と暮らし方を実践する会社を夫婦で経営。現在は，島牧村と札幌の二拠点生活。拡大家族オンラインサロン「まむしのすみか」運営，なりたい私の基礎をつくるセルフケア講座「体と心と暦」プラクティショナー
村上 健吾（むらかみ けんご）
村上牧場レプレラ
牛飼い兼ナチュラルチーズの作り手
自然派農民ユニット「やまの会」メンバー
http://reprera.cart.fc2.com/
1981年旧瀬棚町にて村上牧場の長男として生まれ，大学中退後に観光牧場で研修後，2006年Uターンし後継者になり，親とともに家族経営の酪農業に就く。08年チーズ工房「レプレラ」開業。09年に結婚し，現在2児の父。09年に地元の5軒の農家同志でユニット「やまの会」設立。多彩な活動が評価され，今年公開の映画「そらのレストラン」のモデルとなる。
担当講師
須子善彦
公立はこだて未来大学 非常勤講師
ビジネス・ブレークスルー大学経営学部 ITソリューション学科 准教授
マイプロジェクト伝道者・実践者
https://my-pro.me/
1979年生まれ。函館市出身。今年，家族と共に北海道へ2回目のUターン。通信制（ネット）大学で経営やITを教えると共に，市民一人一人が「自分たち事」からまちづくり・未来づくりのアクションを創出する手法「マイプロジェクト（マイプロ）」の普及のために全国を飛び回る。最近の関心は「ティール組織」
はこだて科学寺子屋は，市民講座兼，キャンパス・コンソーシアム函館単位互換制度
対象科目「科学技術コミュニケーション入門」（２単位／主管校：公立はこだて未来大学）として開講します。単位認定には3日間の受講が必要です。
単位履修の問合せ・申し込み
単位希望の学生は，所属校に問い合わせ，お申し込みください。
申込期間は学校により異なります。
一般の方のお問い合わせ・申し込み
土曜のみ，土日のみの部分参加のお申込みも歓迎します。公開講演会のみの参加は申込不要です。
参加日、氏名をお問い合わせフォーム、メールまたはファクスにてご連絡ください。
定員となり次第、締め切ります。
サイエンス・サポート函館 事務局（担当：立花）
お問い合わせフォーム
E-mail info@sciencefestival.jp
Tel 0138-34-6527
FAX 0138-34-6564
