【2021はこだて科学寺子屋 集中講座】科学技術コミュニケーション入門「科学的な視点から「環境」を見つめ「ジブンゴト」として捉えるサイエンスコミュニケーションのあり方とは」
◎市民公開講座
◎キャンパスコンソーシアム函館 学生向け単位互換制度対象科目
「科学技術コミュニケーション入門」2単位
◎南大阪地域大学コンソーシアム 広域単位互換制度対象科目
「科学技術コミュニケーション入門」2単位
※単位認定には,3日間の受講が必要です
【オンライン(Zoom)開催】
参加費無料 要・事前申込
はこだて科学寺子屋は,2009年,「はこだて国際科学祭」をはじめとする,科学技術と社会をつなぐ科学技術コミュニケーション活動の担い手を,函館の地で生み育てることを目的に開始されました.
「はこだて国際科学祭」は,開始当初より「市民がつくる市民のための科学祭」の理念を掲げています.また,はこだて科学寺子屋の参加者有志の手によって,科学ボランティア組織「科学楽しみ隊」が自然発生的に発足し,活動を行ってきました.その後,2011年の東日本大震災,2018年の北海道胆振東部地震,そして2020年の新型コロナウイルスの感染拡大等,いくつもの時代のターニングポイントがありました.それとともに,科学技術コミュニケーションに期待される社会的な役割は,ますますの高まりを見せています.
今年の科学寺子屋では,昨年度(2020年度)に「はこだて国際科学祭」においてサイエンスカフェを行った種村剛さんをゲストにお迎えします.昨年度,種村さんは,はこだて国際科学祭における出展「地球を旅する元素のゆくえ—大気と海,海と堆積物をめぐるヨウ素のナゾ—(ゲスト:北海道大学大学院水産化学研究所准教授 大木淳之先生,第112回サイエンス・カフェ札幌|オンライン in 函館)」において,聞き役を担当されています.科学技術コミュニケーターの視点から,どのような話題について,どのように聞き手の理解を促す工夫を行い,どのようにイベントを進行させたのでしょうか.興味深いお話を伺うことができます.
また,昨年度と同様,「科学技術イベント」を家庭で体験し,その結果について,授業内で交流する活動を行います.今年度は,私たちにとって身近な「電気」に注目し,「科学技術イベント」のあり方や,実際の進行について考える機会を設けます.さらに,今年度の国際科学祭における出展者とも対話できる機会を設け,科学技術イベントの実際について理解を深めるとともに,一方向の知識伝達に終わらない科学技術イベントのあり方を考えます.
講座概要
日時
2021/08/04(水)10:00~17:00(09:30~ 受付開始)
※ログインおよび出欠確認等の混雑緩和のため,開始時刻の10分前を目安にログインをお願いします.
※13:10~14:40の時間帯のみ,公開講演会として科学寺子屋受講生以外の参加者にも公開します.科学寺子屋の受講生以外の参加者も,視聴することができます.
2021/08/05(木)10:00~17:00(09:30~ 受付開始)
2021/08/06(金)10:00~17:00(09:30~ 受付開始)
対象
一般市民および単位取得希望の学生(キャンパスコンソーシアム函館(CCH)および南大阪地域大学コンソーシアム加盟校)
公立はこだて未来大所属学生:20名
CCH加盟校・南大阪地域大学コンソーシアム加盟校所属学生:10名
一般・高校生の方:10名
※参加者枠が充足した段階で,早めに締め切る可能性があります
◆単位履修の問い合わせ・申し込み
履修希望の学生は,所属校に問い合わせ,お申し込みください.
◆一般の方のお問い合わせ・申し込み
土曜のみ,土日のみなどの部分参加の申し込みも歓迎いたします.
公開講演会のみの参加も歓迎します(要事前申込:250名まで).
専用サイトからお申し込みください.メールでは受付しません.
定員となり次第,締め切ります.
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8/ 4(木)13:10~14:40(12:50受付開始)
【オンライン(Zoom)開催】2021はこだて科学寺子屋 公開講演会
参加者の心をつかむ「サイエンスコミュニケーション」とは?
皆さんは,科学に関するイベントに参加したことはありますか?
たとえば,「はこだて国際科学祭」は,日本でも最大級の科学イベントであるといえます.
ここでは,昨年度(2020年度)に,「はこだて国際科学祭」において科学イベント「地球を旅する元素のゆくえー大気と海,海と堆積物をめぐるヨウ素のナゾー」において,企画と運営,また当日の進行を担当された種村さんにお話を伺います.
オンライン環境で科学イベントのリアルタイム配信を行う際に,どのような工夫が行われていたのでしょうか.当日の様子をはじめ,その前日にあたる準備の段階から,どのような工夫が行われていたのでしょうか.北海道大学CoSTEPで科学技術コミュニケーションの実践をつづけている種村さんの視点から,イベントの様子について物語っていただきます.また,科学祭におけるイベント出展に加えて,科学技術コミュニケーション活動における種村さん自身の取り組みを伺います.これらの活動を通して,科学技術コミュニケーション活動とはなにか,どのような工夫を行う必要があるのか,考える機会にしたいと思います.
◆対象:どなたでも
◆主催:キャンパスコンソーシアム函館(主管校:公立はこだて未来大学)
◆受講料無料 申込み必要 専用サイトからお申込み下さい
◆定員250名 先着順,事前申込制
◆担当講師
辻義人(つじ よしひと)

旭川出身.専門分野は教育心理学,教育工学.
主な研究テーマとして「わかりやすく説明する方法」方法に興味があり,特に「私たちはどのように,相手に合わせて説明内容や表現を変えているのか」に注目しています.
函館での生活は5年目となりました.緑の島や湯の川の海岸など,風通しのよい場所がお気に入りです.
◆ゲスト講師
種村 剛(たねむら たけし)

北海道大学 高等教育推進機構 オープンエデュケーションセンター 科学技術コミュニケーション教育研究部門 CoSTEP 特任准教授
千葉県出身.専門は社会学,社会情報学,コミュニケーション論.2015年3月CoSTEP第10期選科A修了.同年4月よりCoSTEPのスタッフとなり,札幌は7年目.
CoSTEPでは,受講生とサイエンスカフェを企画・実施したり,演劇を用いた科学技術コミュニケーションの実践に取り組んだりしています.道南いさりび鉄道に乗ると,函館に来てるなと実感します.
【オンライン接続についての留意事項】
※公開講演会を含め,いずれも事前申込が必要です.
※すべてオンライン(Zoomミーティング)での開講となります.
※Zoomの設定,また,基本的な使い方のレクチャーはありません.各自でご用意ください.
※円滑な受講のため,パソコンでの参加を強くお勧めします.
※当日のZoom接続に必要な情報は,受付後にメールにてお送りします.