はこだて科学寺子屋SCHOOL
集中講座

【2022はこだて科学寺子屋 集中講座】科学技術コミュニケーション入門「科学的な視点に基づき『ジブンゴト』化を促すサイエンスコミュニケーションを考える〜身近なテーマへの『再注目』をきっかけに〜」

◎市民公開講座
キャンパスコンソーシアム函館 学生向け単位互換制度対象科目
「科学技術コミュニケーション入門」2単位
南大阪地域大学コンソーシアム 広域単位互換制度対象科目
「科学技術コミュニケーション入門」2単位
※単位認定には、3日間の受講が必要です。

【オンライン(Zoom)開催】

参加費無料 要・事前申込

*広報資料ダウンロード

はこだて科学寺子屋は、2009年に「はこだて国際科学祭」をはじめとする、科学技術と社会をつなぐ科学技術コミュニケーション活動の担い手を函館の地で生み育てることを目的に開始されました。

「はこだて国際科学祭」は、開始当初より「市民がつくる市民のための科学祭」の理念を掲げています。また、はこだて科学寺子屋の参加者有志の手によって、科学ボランティア組織「科学楽しみ隊」が自然発生的に発足し、活動を行ってきました。その後、2011年の東日本大震災、2018年の北海道胆振東部地震、そして2020年の新型コロナウイルスの感染拡大等、いくつもの時代のターニングポイントがありました。それとともに、科学技術コミュニケーションに期待される社会的な役割は、ますますの高まりを見せています。

今年の科学寺子屋では、長年にわたり、函館をはじめとした北海道の自然環境について注目され、「はこだて国際科学祭」に出展されている雁沢夏子先生をお迎えします。雁沢先生は、函館市内の中学高校において理科科目の教員を担当され、生徒との調査研究を実施されてきました。この調査研究の一例として、函館における海岸漂着物、砂浜の浸食、「わんがけ」という技法を用いた鉱物採集などが挙げられます。また、これらの検討から得られた知見について、今年度の科学祭においても「第6回ジオ・フェスティバル in Hakodate(ジオ・フェスティバル in HAKODATE 実行委員会)」の展示ブース、および「大森浜ビーチコーミング」として出展されます。今回のご講演では、科学祭への出展におけるテーマの選定や伝える工夫など、『ジブンゴト』を促す取り組みについて伺います。

また、集中科目においては、昨年度までと同様に「科学技術イベント」の例を自宅で体験します。そして、その成果や問題点について、オンライン上でグループごとに議論と発表を行います。ボタン電池と発光ダイオード(LED)を用いた簡単な「テクノ手芸」の体験を通して、科学技術イベントのあり方、また、実際の進行の際の注意点について理解を深めます。

さらに、集中授業の一環として「はこだて国際科学祭」の出展を見学します。これらの取り組みを通して、どのように『ジブンゴト』の取り組みが実践されているか、体験的に理解を深めます。本科目では、これらの取り組みに基づき、一方通行の知識伝達に終わらない科学技術イベントのあり方を考えます。

講座概要

日時
2022年8月5日(金)10:00~17:00(09:30~ 受付開始)
※ログインおよび出欠確認等の混雑緩和のため、開始時刻の10分前を目安にログインをお願いします。
※13:10~14:40の時間帯は、「はこだて科学寺子屋 公開講演会」を実施します。科学寺子屋の受講生に限らず、どなたでも試聴することができます。

2022年 8月 6日(土)10:00~17:00(09:30~ 受付開始)

2022年 8月 8日(月)10:00~17:00(09:30~ 受付開始)

対象
・集中科目履修希望の学生
キャンパスコンソーシアム函館(CCH)および南大阪地域大学コンソーシアム加盟校)
・一般市民の皆様

公立はこだて未来大学 所属学生:20名
CCH加盟校・南大阪地域大学コンソーシアム加盟校 所属学生:10名
一般・高校生の方:10名
※参加者枠の状況によって、募集を早めに締め切る可能性があります。

◆問い合わせ・申し込み
・集中科目履修希望の学生:所属校に問い合わせ、申し込んでください。
・一般市民の皆様:公開講演会のみの視聴申し込みを歓迎いたします(要事前申し込み)。視聴を希望される方は、メールにてお申し込みください。
info@sciencefestival.jp
件名「はこだて科学寺子屋2022公開講演会・視聴希望」と明記し、本文にお名前・年齢・居住地(都道府県)を記載して、ご応募ください。なお、参加状況等により、視聴できない場合があります。ご了承ください。

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8月 5日(金)13:10~14:40(12:50受付開始)
【オンライン(Zoom)開催】2022はこだて科学寺子屋 公開講演会
「自然環境をめぐる『ジブンゴト』の取り組み〜身近なテーマへの再注目の促し〜」

これまで、皆さんはどのような科学技術イベントに参加したことがあるでしょうか。現在では、お住まいの街の科学館、研究施設や学校など、多くの場面で科学技術に関するイベントが実施されています。その中でも「はこだて国際科学祭」は、日本でも最大級の科学イベントといえるでしょう。

「はこだて科学寺子屋」では、「はこだて国際科学祭」に出展される方々に注目し、お話を伺うと同時に、対話的な学びを行います。はこだて国際科学祭に出展されている方々は、出展に際して、どのようなテーマを設定し、どのような伝える工夫を行っているのでしょうか。また、そこには、どのような意図や思いがあるのでしょうか。ここでは、これまで「はこだて国際科学祭」にたびたび出展され、函館をはじめとした地学や自然環境について発表されている雁沢先生にお話を伺います。

雁沢先生は、これまでの科学イベントの出展に際して、どのような取り組みを行われてきたのでしょうか。また、その際に、どのように身近なテーマに注目する工夫、すなわち、『ジブンゴト』を意識されてきたのでしょうか。「ジオ・フェスティバル in HAKODATE 実行委員会」の取り組みと合わせて、雁沢先生のご経験について、科学技術イベントの実施や運営に関する工夫、またその背景についてお話を伺います。この公開講演会を通して、科学技術コミュニケーションとは何か、また、どのようなことが求められているのか。考える機会としたいと思います。

◆担当講師
辻義人(つじ よしひと)

公立はこだて未来大学 メタ学習センター 准教授

旭川出身。専門分野は、教育心理学、教育工学。主な研究テーマは、「わかりやすく相手に説明すること」です。特に、対面での説明において、私たちはどのように伝える内容や表現を変化させているのかに注目しています。
函館での生活は6年目ですが、まだまだ知らないことがいっぱいです。
湯の川海岸のあたりを散策することが好きです。

 

◆ゲスト講師
雁沢 夏子(がんざわ なつこ)

函館大谷高校・函館市立鍛神小学校 非常勤講師 ジオ・フェスティバル in Hakodate 実行委員会 事務局 北海道高等学校理科研究会/日本地質学会/地学団体研究会 会員

東京都出身。30数年間、遺愛女子中学高等学校で理科(主に地学)を教え、地学部の生徒たちと「地域の海・山・川・空」をテーマにした研究活動を続け、いろいろな分野の方々とつながってきました。
毎年の「青少年のための科学の祭典 函館大会」や2005年から札幌で始まった各地の「ジオ・フェスティバル」で、活動から得たことを市民の方々に伝える活動にも参加し、現在に至ります。

 

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【オンライン接続についての留意事項】
※公開講演会を含め、いずれも事前申込が必要です。
※すべてオンライン(Zoomミーティング)での開講となります。
※Zoomの設定、基本的な使い方のレクチャーはありません。各自でご用意ください。
※円滑な受講のため、パソコンでの参加を強くお勧めします。
※当日のZoom接続に必要な情報は、受付後にメールにてお送りします。

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